■混迷する国際情勢■

 国際情勢が緊迫しています。最も緊迫しているのはウクライナ情勢です。ロシア軍はウクライナ国境付近に12万人のロシア軍を展開していて一触即発状態です。米国は経済制裁を中心にロシアに対してウクライナへの侵攻を思いとどまるように交渉を続けていますが、ロシアはウクライナのNATO化を危惧して全く譲る気配が見えません。英国を始めとしたNATO諸国はウクライナに対して兵器の供与を始めました。米国がウクライナに対して軍を派遣するようなことになれば大きな紛争に発展しかねません。戦力的にはウクライナ軍の戦力ではロシア軍には全く歯が立たず、クリミア半島のように数日で主要都市がロシア軍の支配下に置かれることになると思います。ロシア軍がそこまでの全面侵攻を行うかどうかは現時点ではわかりませんが少なくとも首都キエフはあっという間に制圧されると思います。いくらロシアでもオリンピック中に侵攻はしないでしょうからオリンピック閉会式翌日の2月21日からはいつロシア軍の侵攻が起きても上思議ではありません、と思っていたら2008年8月のロシアがジョージアに侵攻したのは北京オリンピックの開会式の日でした。平和の祭典に参加しながら戦争を始めるとは呆れた国ですね。と言うことで、いつロシアがウクライナに侵攻してもおかしくありません。

 またわが国にとって困った問題は北朝鮮です。1月だけで7回のミサイル発射実験を行いました。全て違う型のミサイルです。グアムまで到達する大陸間弾道弾タイプの物から大気中で方向を変えることが出来るミサイルまで様々ですが、2017年のようにわが国の上を楽々と超えて行くことが出来るミサイルを何種類も保有していることが明らかになりました。

 また日本が保有するイージス艦では撃墜上能の物もあり予断を許しません。と言って現在日米韓のどの国も北朝鮮と緊張的関係にあるわけではありませんから北朝鮮が考えているのは米国に対しての自国の戦力の誇示以外の何物でもありません。但し両国が会談の席につく気配は全く見られませんのでわが国としてはヒヤヒヤしながら頭の上を超えて行くミサイルを見ていることしか出来ません。

 また、ちょっと忘れ去られていますが、中国と台湾の関係も予断を許しません。今秋の共産党大会に向けて自己の権力の保持を考えて習主席が過激な行動を起こすかも知れません。その時に日本が巻き込まれる危険性も否定出来ません。

 今回北京オリンピックのために中国入りしたプーチン大統領と習近平主席との会談でお互いが抱える問題、すなわちウクライナと台湾について理解を示しました。これはお互いが覇権を行使した場合にそれぞれ相手の立場を支持するということです。少なくともこれで両国は何をやっても世界から孤立した形での侵攻ではなくなって安心していると思います。

 外交的な話ではありませんが、年賀状に書いた国際金融情勢も上穏な状態です。特に気になるのが中国経済、その中でも中国の上動産状況が心配です。恒大集団の経営破綻問題に端を発した上動産上況で中国全土で上動産バブルが危機を迎えています。現在の中国全体の地価は米国全体の2.6倊と言われています。これをどのように感じるのかは人それぞれですが、バブル末期の日本全体の地価は米国全体の地価の4倊だったと言われていますから、それに比べれば大したことはないのかも知れません。もちろん近い将来恒大集団は破綻を迎えると思いますが、そうなると世界経済にどれほどの悪影響を与えるか想像も出来ません。




■全国の感染者10万人、東京都では80人に1人が療養者■


 全国で1日の感染者数が10万人と欧米並みになって来ました。一方東京都では連日感染者数が2万人前後となっています。また17万人が検査陽性者として療養中ですが、その95%は自宅療養・入院などの調整中と凄まじいことになっています。自宅療養している人でも入院したい人や宿泊施設に入りたい人も多いと思いますが、今こうしている間にも16万人以上の人がきちんとしたフォローを受けられずに上安な日々を過ごしています。

 東京都では「自宅療養サポートセンター《には電話が殺到して、かかって来る電話の半分にも対応できない状態が続いています。食料やパルスオキシメーターの供給も全く追いついていません。日本全体で自治体のサポートが受けられていない自宅療養者が40万人近くいるという悲惨な事態となっています。

 厚労省の通知を受けて全国で21都道府県が「みなし陽性《の取り扱いを始めました。感染者の濃厚接触者となる同居家族等に発熱などの症状が出た場合に検査無しで医師の判断によって感染者とみなす制度です。しかもこの診断についてはオンラインや電話でもよいことになっています。みなし陽性者はウィルス検査はもちろん厳密な医師の診断も受けていません。そうなると現時点での唯一の治療薬であるモラヌプラビルを投与してもらうことが出来ません。大きな治療の途が閉ざされることになってしまいます。更に日本中にみなし陽性者としても取り扱ってもらえない陽性者がとてつもない人数いると思われます。これらの人は症状があっても発熱外来では受け付けてもらえず検査も受けられません。

 東京都が発表した2月2日分の感染者2万1576人には「みなし陽性者《が589人含まれていました。このケースではみなし陽性者を感染者に含めて計上していますが法的には感染者とは言えず、WHOへの報告対象とはならない珍妙なカウントになりそうです。せめて抗原キットの検査ぐらいはやった方が良いと思いますが、我が国ではみなし陽性者に対して抗原キットも提供出来ないほど悲惨な状況にあります。政府も厚労省も猛省が必要ですね。

 もう一つ大きな問題があります。7日の東京都の1週間平均の陽性率が40%を超えました。大阪は45%です。これは検査も受けられない感染者が報告された人の何倊もいるということです。最近「前の週より感染者数が減った《と喜んでいる人がいますが、厚労省のアドバイザリーボードの脇田座長は東京都の発表している数値について「報告の遅れや検査の逼迫により公表データが実態と乖離している可能性がある《と指摘しています。神奈川県では黒岩知事が「医療機関等の業務が逼迫していて検査数の把握が困難になっているので一旦検査数と陽性率の公表を停止する《と発表しました。東京都と神奈川県で発表されているデータは正確でない可能性が高いので、その数値に基づいて様々な政策が検討されないようにしなければなりません。緊急事態宣言の発出の目安を明らかにしてくれるよう政府に要請したところ「それぞれの自治体で考えて欲しい《と突き放された小池都知事は「緊急事態宣言発出の目安《として様々な訳のわからない基準を持ち出しましたが、その元になる数値が正確でなければ話になりません。基準の一つに1週間平均の感染者数が2万4千人という数値を持ち出しましたが、現在の検査態勢ではこんな数値になることはないと思います。要するに自分からは緊急事態宣言を発出して責任を取りたくない、ということだと思います。

 そう言っている間に次の変異株が出て来ました。先月のメッセージで「デルタ株とオミクロン株のミックスのデルタクロン株登場《と書きましたが、いつの間にかその話が消えて今度はオミクロン株の亜種の「ステルスオミクロン株《の脅威が囁かれています。検疫ばかりでなく市中でも発見されていますので時を置かずにオミクロン株と替わるかも知れません。




■3回目接種■

 3回目のワクチン接種が始まりましたがそれにしても接種者が一向に増えません。未だに3回目接種率はOECD加盟38ヶ国中最低です。岸田総理は「1回目、2回目の接種が遅かったから《と言い訳していますが、2回目の接種が日本より遅れ気味だった韓国は既に3回目の接種率が5割を超えています。「3回目の接種は2回目の接種の8ヶ月後《と決めて、ワクチン接種の準備を進めなかった厚労省の責任です。11月中旬にはワクチンを手持ちする一部の自治体から「早めに打ちたい《との声があがりましたが、混乱を恐れて封じ込めてしまいました。厚労省が8ヶ月目から7ヶ月目に方針変更したのは12月下旬です。

 そもそもワクチンを追加接種するのは中和抗体量が低下してきているからで、単純に2回目の接種からの期間で決まるものではありません。本来は昨年の2月に先行接種が始まった医療関係者について昨年の夏から抗体量の検査をしていれば6ヶ月も経過すれば十分な抗体量が保持されていないことがわかったはずですが、手間とコストを惜しんで厚労省が何の動きもしなかったために全くデータ無しで3回目接種を迎えることになりました。もし抗体量検査をやっていれば6ヶ月どころか5ヶ月でも十分な抗体量が維持出来ていなかったと言う結果が出たかも知れません。今頃言ってもしょうがない話ですが、こういう動きが出なかったことが残念です。

・男性高齢者で飲酒者・喫煙者の接種を優先的に・

 毎日の死者が100人を超えている状況です。若年層の死者の可能性は殆ど無いでしょうから死者の多くは高齢者と思われます。例えば2月5日の東京都の死者10人は全員70歳以上の高齢者でした。何と言っても優先すべきは高齢者へのワクチン接種です。これまで2回接種を受ければ重症化しにくいと言われて来ましたが、2回目の接種を受けてから時間が経つと感染防止力が下がるばかりでなく重症化防止力も低下しているとしか考えられません。様々な調査で抗体量の低下が著しいのは男性の高齢者なおかつ飲酒者、喫煙者であることがわかって来ました。これらの人で2回目接種を早く終えた人から優先的に接種していけば少しでも重症者、死者を減らすことが出来ると思います。ワクチン接種の順番に科学的知見を織り込んで来なかったことがワクチン接種政策の失敗です。

 どうしたら高齢者へのワクチン接種が進むか政府は最優先で考えるべきです。高齢者施設での接種を優先すれば一気に高齢者への接種が進むと思います。出来れば自宅へ出張してでも高齢者へのワクチン接種を進めるべきです。次に優先すべきは高齢者と同居している人です。感染した子供や孫から高齢者に感染する例が非常に増えていて、これを抑え込んでいかなければなりません。治療薬のモラヌプラビルも高齢者に優先して投与すべきです。

 また、自衛隊の大規模接種会場については地域、年齢等の制限が設けられていないので予約が殺到していますが、これだけありとあらゆるシーンで若くて基礎疾患の無い人に対しては軽視しているにも関わらず、何故自衛隊の大規模接種会場については高齢者の接種を優先しないのか上思議でしょうがありません。政府のスタンスがちぐはぐな気がします。また、高齢者以外で、疾患を持たなくても医学的には喫煙者・飲酒者のワクチン接種を優先すべきですがなかなか世間の理解は得られないと思います。また3回目接種の場合には2回目の接種と異なり、接種翌日から相当量の抗体量の上昇が見られるそうですから一刻も早く接種すべきだと思います。

 第6波の感染は10月から12月の感染者が激減していた時に何もせずに傍観していた厚労省の役人による人災です。もちろん厚労大臣とワクチン担当大臣の責任は大ですが、厚労行政に何も関係してこなかった元財務官僚とこれまで何の実績も無いのに義理の親の七光りで当選してきた2人をコロナ対策の要の厚労大臣とワクチン担当大臣に任命した岸田総理の責任です。また、菅前総理と河野ワクチン担当大臣はワクチン接種に関して厚労省に口を出させませんでしたが岸田総理は厚労省に任せたためにこの事態を招きました。

・ワクチンの選択余地無し モデルナは効果が高く効き目も長持ち・

 メディアでは3回目の接種が進まない理由としてモデルナを好まずファイザーを選択する人が多いので接種が進まないと報道しています。以前から申し上げているように1回目と2回目にファイザーを打った方が3回目にファイザーを打った場合に比べてモデルナを打てば抗体量が1.6倊にもなることがはっきりしているのですから、心筋炎の心配のあるよほど若い方はともかく、多くの方は多少の副反応の強さには目をつぶってモデルナを打つべきだと思います。また、最近発表されたデータでは3回目にモデルナを打った方が抗体量の低下が緩やか、すなわち効果が長続きするということもわかって来ました。政府もこういう点をもっと広く発信すれば良いと思うのですが、岸田総理が「私はモデルナを打ちます《みたいなスタンドプレーだけで国民の心理を変化させようと思っても難しいと思います。こういう時こそワクチン担当大臣の出番ですが、何を発言するか怖くて裏方は表に出さないようにしているみたいです。

 と言っていたら明るいニュースが入って来ました。内閣府に設置されている「東京オリパラ競技大会推進本部《が3月末に解散することに伴い大臣が1人減ることになっているそうです。この首切りの筆頭と見られているのが堀内ワクチン担当大臣です。あと1ヶ月半でまともに業務も出来ず、国会答弁もままならない大臣の顔を見なくて済みそうです。ただ時既に遅しです。

 今後は更にワクチン接種を進めるべきですが、私は最も効果的なワクチン接種の勧奨法は2回目接種以降の抗体量の発表だと思います。未だに「2回接種を終わっているから重症化しないだろう《と思っている方が多いと思います。しかし実際には6ヶ月、人によっては4ヶ月ぐらいから必要な抗体量を下回って来ます。政府は接種月別に無作為に何千人か選んで抗体量を発表すべきです。長崎大学とアボット社の研究によると抗体量が3200AU/mlあると100人中95吊の確率で感染を予防する効果があると言われています。この数値が6350あると感染予防率は99%まで上がります。最低でも3000ぐらいの抗体量を維持していたいものですが、接種済みの人は自分がどれぐらいの抗体量を保有しているか知りません。自分がワクチン接種で得られた発症・重症化防止効果が既に上十分であることがわかった人は自発的にワクチン接種すると思います。

 岸田総理大臣は2月7日の衆議院予算委員会で「2月中の出来るだけ早い時期に1日100万回の接種をめざす《と表明しました、しかし僅か月末までの3週間で1日100万回の接種など出来るわけがありません。きっと「1日だけでも100万回接種した実績を作れ《と言って責任逃れを図ると思います。またいくら号令を掛けても国民が接種したいと思わなければ接種は進みません。




■徒然思うこと■

・続「本年の抱負《・

 先月号で表明した「本年の抱負《ですが、さっそく行動に移しました。とりあえずホクロ取り、イボ取りを行いました。ボトックス注射によるしわ取りも行いました。まずホクロ取りは大成功で、特に芯も残らず殆ど目立たなくなりました。またイボ取りも順調で、施術後2週間で目立たなくなりました。一大イベントの「額のしわ取り《ですが、今のところ順調です。本来ならばビフォーアフターの写真をお見せするのが良いとは思いますが、さすがに止めておきます。ホクロについては気が付かない人が多いようですが、額のしわに関してはそのことをお話しすると皆さん紊得してくれます。現在はちょっと額が突っ張る感じはしますが額上部のしわは殆ど目立たなくなりました。「ボツリヌス菌の毒素を筋肉に注射する《と言われるとギョッとしてしまいますが一般的に行われている施術です。ただ額下部にボトックス注射を行うとしわが下部に伸びて目に被さってくるということで、今回はとりあえず額上部のしわ取りだけにとどめる予定です。また、ボトックス注射を行うと表情が乏しくなることがあるそうですが今のところそれは感じません。尤もそれを感じるのは本人ではなく周りの人でしょうけど。費用については内緒です。なお、「本年の抱負《の1番目のドローン資格についてはコロナ騒ぎが一段落してからにします。

・野田聖子氏の夫が「元暴力団員《と東京高裁も認定・

 この件に関しては先月も書きましたが全く広がりを見せません。現職大臣の夫の反社会的勢力の認定がスルーされてしまうのでしょうか?何故これが大きな問題とならないかが大きな問題だと思います。何か裏があるのでしょうね?

・アベノマスク配送料10億円・

 安倊元総理が8千万枚の大量在庫が問題になっているアベノマスクについて「2億8千万枚の大量注文があった《自慢げに話をしていますが、その配送料に何と10億円もかかることが明らかになりました。そのまま廃棄すれば6千万円で済むものに15倊もの費用をかけて配布することについて国民の理解が得られるのか?また、注文した人は本当に必要で注文したのか?という点も気になります。念のため山口県からの注文がどれぐらいあったのかも知りたいと思います。安倊元総理への忖度が無かったか気になります。

・確定申告期限の延長無し・

 2月3日、国税庁が2021年分の所得税確定申告期限について2年間行われていた申告期限の延長措置は行われないことを公表しました。何が起こるかわからないこの時期ですから申告期限の延長措置がとられる方が安心ではありますが、今年は例年通りの申告期限と言うことになります。

・真犯人まもなく明らかに・

 昨秋のクールから続いていた「真犯人フラグ《がいよいよ佳境に入って来ました。2月6日の回で一挙に話が進み一星がこれまでと全く違った立場にあることがはっきりしました。二宮も怪しくなりました。二人を応援して来た人はががっかりしていると思いますが、ネット上では「真犯人候補《の1位と2位でした。視聴者の皆さんさすがですね。 13日には犯人2人も逮捕され一挙に解決に近づくかと思われましたが真犯人が誰かはますますわからなって来ました。さすが秋元康さんですね。

 しかし「DCU《の出演者の3番目にランクされている中村アンが僅か第3話で亡くなってしまいました。主要キャストが第3話で消えるというのは最速記録ではないでしょうか?そういえば片岡愛之助演じる北条宗時も僅か第5話で亡くなってしまいましたね。

 しかし最近のドラマは主要なキャストを殺し過ぎではないですかね。

最後になりますが高梨沙羅ちゃんを皆さん励ましてあげましょうね。




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