■2022年■

 新年明けましておめでとうございます。今年は色々なことが予定されています。2月3月は冬期オリンピック・パラリンピックが開催されます。3月には日韓関係に大きく影響を及ぼす韓国大統領選挙が行われます。秋には中国共産党大会が予定され、それまで中国の強権的な動きが続くことと思います。また、秋には米国の中間選挙が行われ、支持率が低下しているバイデン政権にとっては厳しい結果となることが予想されます。

 国内では4月に民法が改正され成人年齢が変わり18歳から成人扱いになります。今年4月1日の時点で18歳以上20歳未満の人はその日に成人になります。成人と言っても現在の成人と全く同じ扱いにあるわけではなく、銀行から借り入れが出来たり、不動産の賃貸借契約を結ぶことが出来たりと様々な契約が結べるようになりますが、飲酒や喫煙、公営ギャンブルは20歳未満は禁止されたままです。ですから完全な成人ではなく「準成人」です。

 我が国では高校3年生は在学中に「成人」となるわけですが、感覚的には高校生の「成人」というのはピンときません。また高校3年生が成人としての自覚を持っているとは到底思えません。我が国では高校進学率が97%を超えていて「高校生は扶養家族」という感覚が強いので、個人的には高校を卒業するか、19歳から成人年齢とするべきだと思います。

 また、国内では夏に参議院選挙が行われ、岸田政権の先行きが決まることになります。参議院選挙が終わると当分国政選挙の予定がありませんので、もし岸田総理が参議院選挙でかなりの勝利を収めると長期政権になることが予想されます。

・本年の抱負・


 失われた2年が3年目に入ろうとしています。そろそろ元の生活に戻れるかと思ってどれぐらいの時が経つのでしょう。「せっかくだからこの時期に何かをやろう」と思って色々考えていましたが、結局何一つ形にならずに時が経過してしまいました。

 そこで今年は何か目に見える形のものにチャレンジします。一つは資格です。現時点における第一候補はドローンの資格です。アルプスの絶景を撮ったドローンの写真には憧れますが、現実性がありません。今実際にチャレンジしてみたいと思うのは湖の水面近くの写真です。絶対自分では行けない場所からの映像が撮れたらと期待しています。最近はドローンに対する規制が厳しくなり飛ばせる場所が限られてきていますが何とかチャレンジしてみたいと思っています。目指せドローン操縦士「回転翼3級」。

 もう一つは外見です。私も今年70歳を迎えるので外見的にも精神的にも一新したいと思います。そこで何か形あるものと考えてみて「少し外見を若返らせてみよう」と考えました。

 と言っても整形するわけではありません。とりあえずシミ取り、しわ取りにチャレンジしようと思います。まだ具体的なメニューは決めていないのですが春には若干若返った顔でお目にかかれると思います。




■恐るべしオミクロン株 あっという間の8千人超え■


 「感染力が強い」と言われていたオミクロン株ですが、あっという間に1日の感染者が4桁になってしまい、1月に入って僅か1週間で我が国の感染者数は12倍になってしまいました。特に東京では15倍、沖縄では32倍の感染者数となっています。海外でも連日1日の感染者数が過去最多となっています。米国は連日の60万人超え、英国は毎日20万人、フランスは30万人を超えています。その人数も凄いですが、これだけの感染者を検査できる能力も凄いと思います。

 東京都でもあっという間に1200人突破です。沖縄は米軍キャンプからの感染拡大が原因と言えますが、何故東京でこれほど急激に感染が拡大したのかについてNHKが年末年始に確認された確認事例として以下のようなケースを挙げています。


 さすがにこんなことをやっていては感染が広がるのは当たり前だと思います。人々、特に若い人達の感染防止意識がかなり低下しているようです。今後は年始の様々なイベントでの感染の広がりが数字となって現れて来ますので東京の感染はますます広がっていくと思います。12月の下旬までは日本人は、特に東京の人は本当に立派だなと思える感染者数でしたが、そんな気分も僅か1週間で吹っ飛んでしまいました。

 皆さんは昨年の1月の状況をご記憶でしょうか?昨年も年初から感染者が激増し1月7日には東京で感染者が2520人となり緊急事態宣言の発出に追い込まれました。やはり若い人達には年末年始にステイホームは無理みたいですね。

 またブレイクスルー感染も目立ちます。東京では1000人を超える感染者の半数はブレイクスルー感染、すなわち2回目のワクチン接種を完了しています。因みに1月10日の東京都の感染者1223人のうち、2回目の接種を終えていた人は何と69.9%だったそうです。ワクチンを接種していても感染するほど感染力が強いのではなく、後述のように多くの人のワクチンの効果が切れてきてオミクロン株には通用しなくなっているのだと思います。

 しかし沖縄の感染者数の激増のおかげでオミクロン株の性格がだんだん明らかになってきました。まず潜伏期間がデルタ株に比べて遙かに短く2,3日ということ、上気道の感染が激しく肺に炎症が起きることが少ないこと、完治までの期間がデルタ株より遙かに短いこと等々です。ですから専門家によっては「オミクロン株はコロナウィルス感染症というよりはインフルエンザに近い」という人もいるぐらいです。ただ感染力はデルタ株の3~5倍と言われていますからより一層感染防止に取り組む必要があります。

・報道における3つの誤謬・


 米国の1日の感染者数が1月4日に100万人を超えたと大騒ぎになっていますが、その前2日間の感染者数を見てみるとそれまでと比べて50万人近く減少しています。要するに大晦日と元日の検査結果が4日にまとめて計上されたのでこういう数字になっただけです。現にその後は毎日50万人前後の感染者数が続いています。誤った報道で大騒ぎするのは止めて欲しいものです。と言っていたら11日の感染者が113万人になったと言って大騒ぎしていますが、これも前日と前々日が30万人台だったのでしわ寄せが11日なっただけだと思います。

 オミクロン株に関して感染率は高いが重症化率は低いのでそれほど心配しなくても良いという意見をよく耳にしますが、勘違いしていると思います。重症化率が低くても感染者数が多くなれば結局重症者数は多くなります。例えば重症化率が半分でも感染者数が3倍なら重症者数は1.5倍になります。また、重症者が少なくても入院者数が少なくなるわけではありません。東京都でもあっという間に病床使用率が10%を超えて来ました。

 重症化率が低くても感染者数が多くなれば医療従事者の感染者も多くなり結果的に医療逼迫を起こします。医療逼迫は病床数だけで起こるのではなく医療従事者の不足でも起きます。感染者数の増加を軽んじてはいけません。と言っていたら感染が猛拡大している沖縄県では重症者が殆どいないという報告が発表されました。重症化率が極端に低いということになれば感染に関わる体制作りも変わって来ると思います。

 それと岸田総理が自慢げに話をしていた治療薬ですが、既に供給の始まったメルクのモルヌピラビルは入院・死亡リスクは30%減少するかも知れませんが、逆に言えば70%は効かないということです。これは薬としてはかなり薬効が低い薬としか言えません。それに比べて今月末には承認されて来月には供給が開始されると思われるファイザーのパクスロビドの入院・死亡リスクの減少率は何と88%です。これぐらいの効果がある薬なら治療薬としてはかなり期待出来ます。こちらの供給を待ちたいと思います。


感染力の強いオミクロン株の流行もあって世界の新型コロナウィルスの累計感染者数が3億人を超えました。世界の人口の3.8%が感染したことになります。ただアフリカのように感染データが明らかにされていない国々が多い地域を考慮するとこれより遥かに多い人数が感染しているかも知れません。しかし何より驚かされるのが米英の感染率の高さです。米国の感染者数は5844万人で人口の17.7%、英国は1410万人で何と人口の21%です。英国は世界で最も早くワクチン接種が始まりました。英国でワクチン接種が開始されたのは2020年12月8日です。それから2か月経過後の昨年2月14日には1500万人が1回目の接種を完了しました。米国にしても昨年5月14日には国民の36%である1億1760万人が2回目の接種を完了しています。これだけワクチン接種のスピードが早かった両国が世界の感染率の1位と2位を占めているのはどういうことでしょうか?先進国の両国が感染防止に失敗したことにショックを覚えます。

 そう言っている間にデルタ株+オミクロン株の混合変異株「デルタクロン株」が確認されたというニュースが入って来ました。戦いは際限なく続きます。




■ワクチン3回目接種■

 ブースター接種と言われる3回目のワクチン接種が始まりましたが接種者は未だ国民の1%未満です。各国では続々と3回目の接種が始まっていて日本は先進国で最下位の接種率です。イスラエルでは4回目の接種が始まりました。日本で未だに一般の高齢者への3回目の接種は始まってもいません。そう言っていたら2回目の接種から5ヶ月経過するとオミクロン株の発症を防ぐ効果が僅か10%にまで落ち込むというデータが発表されました。


 それによるとオミクロン株の発症を予防する効果は2回目の接種から1ヶ月経過後で6割、2ヶ月で5割、3ヶ月で3割近くまで落ちてしまいます。3回目の接種を受ければ予防効果の及ぶ期間が更に延びますから是非3回目の接種を急ぎたいところです。

 また、左の図にもあるように昨年の8月に我が国の2回目の接種を完了した人は40%です。現在2回目のワクチン接種が完了した人は約80%ですから、ワクチン接種が完了した人の半分と未接種の国民の2割を合計した6割の国民はオミクロン株に対しては殆ど発症予防が出来ていないと言うことになります。ですからオミクロン株に対するより強い警戒が必要です。

 しかし韓国も英国もイスラエルも簡単に接種時期を早められるのに、なぜ日本はなかなか3回目の接種が始まらないのでしょう?ワクチン供給のシステムがうまく機能していないんでしょうね。本当は2回目までの接種と同じペースで3回目の接種を行えるだけのワクチンが不足しているのだと思います。やはりワクチン担当大臣を替えるべきではありませんでしたね。これだけワクチンの話題で盛り上がっているのに堀内ワクチン担当大臣は全く表に出て来ません。

・どっちのワクチンを打つか・


 ところで3回目の接種を受けるに際して日時と接種会場によってファイザーになるかモデルナになるかわかりません。接種会場を自分で選択すればお好みのワクチンを打つことも可能です。以前から欧米では3回目の接種は2回目までと異なるワクチンを接種した方がよいという発表がありましたが、我が国でも厚労省の資料では2回目までファイザーを接種していた人が3回目もファイザーだと抗体量の増加は20倍なのに対し3回目にモデルナを接種すると31.7倍になるとされています。また2回目までモデルナを打った人が3回目に同じくモデルナを打った場合には抗体量の増加は10倍、3回目にファイザーを打った場合には11倍と、僅かですがこちらも異なるワクチンを打った方が抗体量が増加することが明らかになっています。2回目までモデルナを打った方にはお気の毒ですが、2回目までファイザーのワクチンを打った方の方が交差接種による抗体量の増加が顕著なようです。2回目までファイザーのワクチンを打った方の中には3回目に異なるワクチンを打つことに抵抗のある方や、モデルナの方が副反応が強いということで3回目もファイザーのワクチンを打ちたいと思っている方が多いようですが、ワクチンの効果を考えて是非モデルナのワクチンを打って頂きたいと思います。

 また、もう少し待てば更にオミクロン株に対して効果のあるワクチンが開発されるだろうと接種を先延ばしされたい人もいるかと思いますが、前述のようにもう2回目の接種から6ヶ月以上経過した人にはオミクロン株に対する発症予防効果は殆どありませんから、打てるチャンスがあれば出来るだけ早く打たれた方が良いと思います。

 それにしても相変わらずアストロゼネカのワクチンの在庫の話が出て来ませんね。第二のアベノマスクになってしまうんですかね?




■徒然思うこと■

・野田聖子氏の夫が「元暴力団員」と東京高裁も認定・

 野田聖子内閣府特命担当大臣の夫が元暴力団員であるということを報じた週刊新潮の記事に対して野田氏の夫が名誉毀損であるとして新潮社を訴えていた訴訟で、令和3年4月の東京地裁は「原告が元暴力団員であるとの報道は真実であると認められる」と原告の請求を却下しました。原告はこれを不服として上告していましたが東京高裁は昨年12月23日原告である夫の控訴を棄却しました。これまで野田氏は新潮の記事に対して「事実ではございません」と否定していましたが、高裁でも元暴力団員であることが認定されてはもう言い逃れは出来ないと思います。12月23日の判決直後に野党が野田氏の辞任要求をしても良かったと思いますが未だその動きはありません。しかし何と言っても女性総理候補筆頭の現職大臣の夫が10年に渡り反社会勢力に所属していたとあっては岸田総理もそのままにはしておけないと思います。しかし野田氏はどこで元暴力団員と知り合って結婚にまで至ったんですかね?

・東京都というよりも日本の恥・


 東京駅の八重洲口に今年の秋にミッドタウン八重洲がオープンします。ブルガリホテル等がテナントに入るということで今から注目されています。ミッドタウン八重洲は東京駅から見て八重洲通りの右側に位置していますが、その反対側の左側、ちょうど大丸の正面でも大規模開発が行われています。その大規模開発されているビルを東京駅側から見ると正面にポツンと二つのビルが残っています。それが右の写真です。再開発にこの二つのビルだけが同意しなかったのでしょう。そのせいで二つのビルを取り囲むようにとてつもなく珍妙なビルが建設されることになりました。残された二つのビルはテナントがサラ金だらけのビルと質屋がテナントのビルです。立ち退き料をどれほどごねたか知りませんが、おかげでこんな珍妙な作りのビルが東京駅の真正面に何十年も取り残されることになります。本当にみっともない話です。いくら憲法で定められた財産権があると言ってもこのようなことを認めていては都市計画が成り立ちません。民間ビルですから収用を掛けること出来なかったかも知れませんが何とかそれに近い形できちんとした再開発をして欲しかったと思います。

・寒くない初詣・

 最も寒くない初詣をご紹介しましょう。駅から3分、ビルの裏口を出たところにその神社はあります。「福徳神社」と言って徳川家康も参詣したという由緒ある神社です。地下鉄三越前駅の上のコレド室町の裏口を出たところにあります。ビルの出口から僅か30秒、ビル街のど真ん中にあります。こじんまりとした神社ですが、ご利益があると人気の神社です。寒いのが苦手な方にお勧めです。


・タッチの差の沖縄旅行・

 12月中旬に沖縄旅行に行って来ました。幸い良い天気で半袖短パンでゴルフを楽しむことが出来ました。私が行った頃はまだ沖縄の感染者は一桁台でした。それが僅か3週間で1700人になるなんてビックリです。

 しかし今回の沖縄の感染拡大で日米地位協定の見直しが必要なことがはっきりしました。9日から沖縄県と広島県と山口県の一部にまん延防止等重点措置が適用されましたが、どの県にも米軍基地があります。米軍関係者は米軍機で日本に入国する場合にはノーチェックで各地の米軍基地に入り、何の検査も受けずに基地の外へ出られますが、これでは空港検疫の意味が全くありません。検疫については日米地位協定の対象外にすべきです。

 一方沖縄県はワクチン接種率が全国平均より13%も低いこと、また9日から始まったまん延防止等重点措置の3県のうち最も感染が酷いにも関わらず他の県は飲食店に酒類の提供の停止を求めているのに沖縄県は求めていません。何故沖縄県はワクチン接種率が低いのか?また、何故沖縄県は酒類の提供停止を求められないのか?この2点については私達はよく考える必要があると思います。


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