

■相場の流れが変わった■
GWが終わって金融市場が大きく変化した感じがします。株式市場に参加する人々の心の中には「セルインメイ」、すなわち「株は5月に売れ」という格言が重くのしかかっています。格言通りになるかどうかわかりませんが、投資家の多くがこの格言を意識して投資に及び腰になっているのは間違いありません。5月7日と8日の相場は投資家の腰が本当に引けている感じでした。
まずGW直前の4月28日に欧米の格付け会社フィッチ・レーティングスが日本国債の格付けをAプラスからAに引き下げました。今年10月に予定されていた消費税増税を先送りしたにも関わらず2015年度予算で財政改革が十分に盛り込まれなかったからです。これで日本の国債は21段階の上から6番目まで下がりました。毎回言うことですが、格付けが引き下げられたのに相場が下がらないというのは本当に異常な市場だと思います。
次にNY株式市場が日本のGW中連日下がり続けています。4月29日に米国の第一四半期のGDPが前期比0.2%と大きく減速したと発表されました。貿易赤字も急増するなど各種の経済指標も減速傾向を示しています。そこにFRBのイエレン議長が「株式相場は割高な状況にある」と異例な発言をしたことでNY市場の下落が加速しました。8日発表の雇用統計がまあまあの数字だったのでNY市場も東京市場も猛反発していますが、継続して上昇するかどうか疑問です。地政学的リスクを含めて暴落の材料は山ほどありますが、突然株価を上昇させるような材料は見当たりません。
またヨーロッパではギリシャの債務問題に関する11日のユーロ圏財務相会議が不調に終わりました。12日のIMFに対する借り入れの返済は何とかクリアしたようですが、まだまだ油断は出来ません。12日のIMFへの返済を乗り切っても6月末期限の72億ユーロの融資が更新されないと本当にギリシャはデフォルトです。このギリシャ問題があって、それに加えてECBが金融緩和も進めているのにユーロが高くなっているのは私には理解出来ません。
そう言っている中で東芝が不適切会計で全上場子会社の決算発表を延期しました。東芝本体の株価もストップ安の2割安となっていますが、相場全体に影響を与えるほどの大事になるかも知れません。この段階で今期末の配当を無配とすることを発表しました。社長か専務の首が飛ぶのは間違いありません。なお99%減資の噂の出たシャープもストップ安で株価は180円割れです。少しずつ様々な悪材料が出てきました。
5月下旬には日銀の黒田総裁が気にしているバーゼル委員会の新ルールが公表される予定です。新ルールで国債保有が金利リスクと定められれば日本の金融機関は資本増強をするか日本国債を売却せねばならず、そうなれば日本国債は暴落します。しかし日本の金融機関は今のところそれに対する手立てを全く打っていません。
色々心配しているのは私だけみたいです。

■姑息な手段を弄して裁判官の怒りを買った関西電力■
週刊誌等によると関西電力高浜原発の再稼働差し止め裁判に関して、関西電力はどうも姑息な手段で再稼働差し止めを逃れようとしたようですね。今回再稼働差し止め判決を下した福井地裁の樋口裁判長はこの4月に名古屋家裁に異動する予定でした。関西電力は昨年4月に大飯原発の運転停止を命じた前科?のある樋口裁判長の判断を仰ぎたくなかったようで、「裁判官忌避」という制度を使って裁判の引き延ばしを図り、別の裁判官の判決を得たかったようですが、それが逆に樋口裁判長の怒りを買い、「職務代行」という手続きを取って再稼働差し止めの仮処分を下したそうです。
なおこの仮処分に関してサンデーモーニングで田中秀征氏が「もし関西電力が差し止め訴訟を起こした住民に対して損害賠償請求訴訟を起こしたら、住民側は経済的負担に耐えられず大変なことになる」と発言していましたが、確かに企業が自社が被告になった裁判で原告に対して企業の経済力を裏付けに損害賠償請求訴訟を起こし始めたら住民訴訟というものが世の中から消滅してしまうかも知れません。こういう事態を起こさない歯止めが必要だと思います。
しかし企業人って経営者になると一般人のモラルよりも会社の利益のために行動するようになるのは何故なんでしょう?

■運の悪い?ワイルドワンズ■
このメッセージをお読みの方でワイルドワンズを知らないほどの若い方はいないと思います。彼らのヒット曲「想い出の渚」はあまりに有名です。そのリーダーの加瀬邦彦さんが自殺しました。
しかしどういうわけかワイルドワンズのメンバーって全員ガンになってるんですよね。加瀬邦彦さんも食道ガン、咽頭ガンを患っていましたが、他のメンバーもまだ全員が60代なのにみんなガンを患っています。後からワイルドワンズに加わったチャッピーこと渡辺茂樹さんも昨年死因不明のまま63歳で亡くなっています。加瀬邦彦さんにしても食道ガンになったのは今から20年も前の53歳の時です。まあ、全員ガンから復帰して最近では「ワイルド・ガンズ」とか言って明るく活動していたのに自殺されたのは残念です。しかしグループのメンバー全員がガンに罹るというのはどういうことなんでしょう?若い時のライフスタイルに問題があったのでしょうか?
最近歌舞伎界や芸能界で若死にされる方が異常に多くなっているような気がします。中村勘三郎さんや坂東三津五郎さんは50代で亡くなりましたし、市川團十郎さんも67歳で早死にと言えるでしょう。最も長生きする職業?は僧侶だそうですが、長生きのために出家するわけにもいきません。

■北上展勝地■
「また桜か」と思う方も多いと思いますが、これで最後ですから勘弁して下さい。北上展勝地の桜は青森の弘前城、秋田の角館の武家屋敷と並んで「みちのく三大桜」の一つです。2キロに渡って500本のソメイヨシノが並びます。まさに「桜並木」です。
北上に行く3日前ぐらいからネット上で「満開」となっていたので嫌な予感はしたのですが、行ってみたらやはり散り始めていました。ネット上の桜の開花情報はどうも遅れ気味で「満開」となってから行ったのではピークを過ぎていることが多いようです。
それと、北上展勝地の桜は樹齢90年ということでちょっと勢いが弱っているように感じました。北上の後に弘前にも行こうかと思いましたが、前々日に満開宣言が出ていたのでピークを過ぎていると判断して止めました。但し他の桜の名所と異なり弘前城の桜に関しては弘前城公園の緑地課から毎日詳細な開花情報が発表されますから、これを参考にして行けば問題ありません。あと残っている桜の名所は北海道の松前と日高地方しかありませんが、流石に今年は行かないことにしました。
北上の桜の咲きっぷりは今一つでしたが、川の上に張られる鯉のぼりは立派でした。川を渡す鯉のぼりは全国各地で見られますが、北上側の鯉のぼりの数は200匹ほどでそれほど多くありませんが、桜とのコントラストが素晴らしく人気を呼んでいます。特に北上の鯉のぼりは鯉だけでなく北上側に生息する鰻やナマズも吊されているところが特徴です。また、ご当地名物のお店も多く食も楽しめます。弘前や角館に行ってもご当地の名物の食べ物が色々並べられているかといえばそうではなく、昼ご飯に何を食べようか迷うことも多かったですが、北上展勝地は地元の名物の販売店がひしめきあっていて、とても食べ尽くせません。ホタテの貝柱焼きやイカめしばかりでなく、東北独特の甘いお赤飯や北上コロッケなど地元の名産がてんこ盛りです。但し北上駅には売店以外何もありません。




■三権分立を無視した安倍総理の米国議会演説■
安倍総理が米国議会での演説で安保法制の成立を約束しました。まだ我が国で国会に議案も呈上されていないどころか閣議決定もされていないのにです。今後国会軽視の追及が行われると思います。こういうことが起きるのも国民が自民党を勝たせるからです。どう考えてもおかしいことを次々行う安倍政権を国民が許容するから政府も自民党も思いのままの政治を行っているわけです。気がついた時には米国と一緒に戦争する羽目になっているでしょう。少なくとも民主党政権が続く限りは日本が戦争に巻き込まれる心配は全く無かったわけですから、将来日本が戦争に巻き込まれた場合にはその責任は安倍政権を大勝ちさせた国民にあります。
とは言え、安倍総理の米国議会演説は日米関係の上では大成功でしたね。米国民の喜びそうなことが随所に散りばめられていて、日米関係強化という観点からは満点の演説だったと思います。しかし米国議会での演説ですから話の中心は日米関係のことに決まっているのに、他国である韓国人慰安婦に対する謝罪を求める韓国政府の外交感覚には首を傾げざるを得ません。朴政権も長くはないのではないでしょうか?韓国の政官界にはその誤りを指摘する人はいないのでしょうか?それともその誤りを指摘出来る雰囲気ではないのでしょうか?エキセントリックな国民性です。

■「爆買い」の資金の出所■
中国人観光客の「爆買い」が話題です。ただ一般の中国人観光客が何故そんなに買い物をするお金を持っているのか、どのマスコミも触れません。中国人の平均年収が50万円以下、最も高いと言われている上海でさえ平均年収は100万円未満です。
それなのに何故あんなに買い物が出来るのか?そもそも日本への観光客は平均年収とは関係ないほどの「富裕層」なのか?見かけだけで判断してはいけないとは思いますが、来日する中国人観光客を見ていると、とても「富裕層」には見えません。中国では「副収入」というものの存在があります。言わばグレーゾーン収入でしょうか。これが買い物の原資になっているようです。しかし誰もこの点には触れません。帰国便の乗客に関して中国側で課税庁と税関が協力すれば所得税の課税漏れが沢山発覚しそうですがそんな話は聞いたことがありません。我が国でも「沢山買い物をしてもらえればそれでいい」という感じです。感情的には納得出来ませんが、観光地も量販店もそれに対する依存体質が出来上がってしまっているのでしょうがありません。まさか買い物客に「あなたのお金はきちんと稼いだお金ですか?」と訊くわけにも行かないでしょうが、違法なお金だと推測されるお金で買い物されてもよしとするのには納得出来ません。「相手が泥棒でも買い物をしてくれるならそれで良し」として良いのでしょうか?

■マイナンバー制度■
マイナンバー制度の開始時期が迫って来ました。これから何回もこのメッセージに登場すると思います。今年の10月には日本国民に対して固有の社会保障・税共通番号である12桁の「マイナンバー」が通知されます。来年初めにはこの「マイナンバー」が記載されたICカードが交付されます。また法人にも書面により13桁の番号が通知されます。平成28年1月1日からマイナンバーに基づいた申告書、申請書の提出が始まります。申告書については個人の場合には平成28年分から適用となり、法人の場合には平成28年1月1日以降に開始する事業年度に関わる申告書からマイナンバーの記載が必要になります。また各種の申請書については平成28年1月1日以降提出の申請書にはマイナンバーの記載が必要になります。早ければあと数ヶ月でマイナンバーが登場することになります。
マイナンバー制度実施にあたって誰もが心配するのが情報漏洩です。しかしマイナンバー制度では平成29年1月から「情報提供等記録開示システム」(マイポータルの名称になりました)が稼働する予定です。これは自分の個人情報がやりとりされた記録を確認出来る制度で、いつ、誰が、なぜ提供したかを確認出来るので、不正利用を防ぐことは出来ないかも知れませんが、不正利用に対応することは可能です。また「マイポータル」にアクセスすれば行政機関が持っている自分の特定個人情報についての確認も出来ます。
紙情報だからと言って情報漏洩が起きないわけではありません。しかも紙情報の場合には情報漏洩のプロセスも、誰が誰に提供したかもわかりません。これまでにも皆さん妙なダイレクトメールが来て不信に思われたことがあると思います。先日のベネッセの情報漏洩でも不審なダイレクトメールが飛び交いました。
マイナンバー制度については賛否両論あるようですが、マイナンバー制度の実施で税と社会保障の分野で共通番号により情報が管理されるようになり、私達も行政機関も利便性が向上します。また脱税や年金の不正受給を減らすにはこのような制度が必要だと思います。

■ふるさと納税の問題点■
ふるさと納税の認知度が上がることによる弊害が指摘され始めました。高級住宅地がひしめく港区では2014年度にはふるさと納税による寄付が5億3千万円行われ、1億6千万円の減収となりました。2015年度は5~6億円の減収を見込んでいるそうです。港区の一般会計予算は1141億円もあるそうですが、今後も税額の減収が続くと区の財政にも影響が出て来そうです。また豪勢過ぎる庁舎等が指摘される市町村にはふるさと納税を手段とした住民の抗議の声があがるかも知れません。今後ふるさと納税は自治体の税金の無駄遣いに対する住民の抗議手段としてクローズアップされるようになるかも知れません。
また今年の4月から総務省が「換金性の高い返礼品の自粛」を地方自治体に要請しました。そうなると特産品が特に無い都市部の市町村にはふるさと納税が集まる可能性が無くなってしまいます。そうやって見るとふるさと納税の返礼品の多くが農畜産物です。この制度は農畜産業の保護政策の一環だったのでしょうか?もともとふるさと納税は地方創生の一環だと思っていたのですが。と言っていたら墨田区が葛飾北斎美術館建設のためのふるさと納税による寄付を募っています。嬉しい試みですね。
ふるさと納税の発案者の発想としては各自治体がふるさと納税をしてもらえるよう知恵を絞って魅力的な商品やサービスを提供すべきだと考えていたようです。特産物の無い都市部の自治体でも魅力的な商品を提供できる可能性はまだまだ残っていると思います。但し、都市部の住民どうしがそれぞれふるさと納税をするとふるさと納税の意味が無くなってしまいます。つまり東京都民が大阪市に寄付をして、大阪市民が東京都に寄付をしたら税金が行って来いになってしまってふるさと納税の意義が無くなります。
ところで特産品が豊富な市町村の住民が自分の住んでいる町や村にふるさと納税をしたらどうなんでしょう?税収は変わらないし、寄付した人には地元の特産品が提供されるというウィンウィンの関係になるのではないでしょうか?(但し奈良県のように地元の人にはお礼の品を贈らないことにしている自治体も多いようです)
なお、そろそろ佐藤錦の締切が近づいていますのでサクランボ好きの方はお急ぎ下さい。

■得する情報■
世の中にはクレジットカードのポイントの交換のシーンで大きく得をしたり損をしたりするケースがあるので注意が必要です。何故またこのような古い話を蒸し返したかと言うと、最近メインのクレジットカードをビックカメラSuicaカードに換えました。元々の付与ポイントが大きいのと、クレジットカードからSuicaへのチャージにもポイントが付くのとVIEWSuicaのETCカードでは高速料金にもポイントが付くからです。私のように車でゴルフに行くことが多かったり、都内の移動にタクシーをよく使う人間にはそれぞれでポイントが付くとかなりポイントが貯まります。しかし何かとメリットが大きいVIEWSuicaですが、システムが貧弱で、利用明細がネットに反映されるのに時間がかかり大変使い勝手が悪いです。またSuicaのオートチャージ機能を使っていますが、駅の改札を通らないとオートチャージしてくれません。私のように都内を車で移動する機会が多いとなかなかオートチャージされないわけです。私の場合には事務所の向かいのビックカメラにVIEWのATMがあるので、そこでクレジットカードからチャージしていますが大変不便です。電話の問い合わせも長時間待たされますし説明もいい加減です。こういうところにもJRの役人体質が現れているような気がします。
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