

■小沢新党■
今回の小沢グループの離党騒ぎに関しては日刊ゲンダイを除き各マスコミはネガティブ報道一色です。「造反グループから造反」とか「展望無き造反」とか、小沢新党の今後はお先真っ暗というニュアンスの報道です。
各種の世論調査を見ても小沢氏の不人気ぶりは凄まじいものがあります。消費税増税には圧倒的多数の人が反対していますが、増税に反対する小沢氏を支持する人はその何分の一です。やはり「壊し屋」とか「剛腕」とか「政治家の汚いお金」のイメージが強いのかも知れません。「今の時期の増税反対」という小沢氏の主張には私は納得出来ますが、小沢氏がもともと増税論者であることは間違いありません。ただ世間の小沢氏に対する反感はその点ではなく、もっと小沢氏の人間性を忌み嫌う傾向にあるようです。私は小沢氏の人間性は好きではありませんが、常に大きな変化を望んでいますから、何とかリーダーシップを取らせてみたいと思います。
今回の政局において全く存在感が無かったのが菅前首相です。採決直前になってブログで小沢氏を攻撃していましたが、今回の法案に関して全く主義主張無く、マニフェストとの整合性に関しても殆ど触れることはありませんでした。菅さんのHPでは「財政問題が焦眉の急になったのは、政権交代後のギリシャ危機からだ。政権交代後の危機に対応するためにはマニフェストにないことでもやるのは、震災復興なども含め当然のこと。」との一文で済まされています。自民党時代より支出を10兆円も増やして財政危機をより深刻化したくせにこの言い草です。「原発の無い社会を目指す」とあれだけ言っていたのに今回の大飯原発の再稼働に関しても特に反対意見も述べませんでした。やはりあの浜岡原発の緊急停止要請は米国からの圧力で発したもので、彼の意見ではなかったんですね。もう消えて欲しい政治家です。
鳩山元首相の動きも読めません。何を目指しているのかもわかりません。「反野田」であることは間違いありませんが、どのような行動を取るのか誰も読めません。不気味な存在ではあります。党の資金の後ろ盾であっただけに執行部も無視することも出来ず、煙たい存在であることは間違いありません。しかし1人42億円ずつの母親からの贈与にはビックリしました。
11日に結成された小沢新党が「反増税」「反原発」を掲げて選挙を戦った時に、国民がどのような判断を下すか本当に楽しみです。毎週金曜日の夜に首相官邸前に集まる反原発の大衆20万人は小沢新党を支持するのではないでしょうか?金曜日の集会に小沢さんが参加すればこの動きは大きな盛り上がりを見せることになると思います。私は皆さんが考える以上に小沢さんに支持が集まるような気がします。小沢新党に対する支持率が14%という数字は私には信じられません。しかし新党の先行きの見通しは決して明るくありません。現在の新党のメンバーは1回生、特に比例代表が多いですから、選挙があったら人数的には激減するかも知れません。選挙までにどれぐらい知名度を上げることが出来るかどうかに新党の今後がかかっています。しかし「国民の生活が第一」という党名はどうかと思います。アナウンサーも困ってしまうでしょうし、実際に選挙になったら比例の投票用紙に本当にこんな党名を書かされるのでしょうか?「国民新党」との間違いも起きると思います。

■危機管理能力のない役人■
今回の米国からの原発事故直後の汚染地図の提供問題に関して、政治家ばかりか官僚にも危機管理対応能力が欠如していることがはっきりしました。米国から放射能の拡散状況が提供されているのに、それを住民避難に全く生かさなかった官僚はいったい何を考えていたのでしょう?今回原子力保安院も文科省も記者会見を行っていますが、まず傑作なのは文科省です。メールを送られたのにも関わらず何の対応も取らなかった文科省は「必要なら保安院が公表すると思っていた。文科省の不手際はなかった」と記者団に説明しましたが、記者団から「保安院にもこのメールが届いているのを確認したのか?」と問われると「確認はしていない」と回答し、記者団の失笑を買いました。本当に当事者意識の無い人達です。また本当の当事者である保安院も、この連絡を受けても何の行動も起こしませんでした。危機情報を受け取っても何の行動も起こさない人間が危機管理部門にいること自体が間違っていると思います。そしてこの連絡を受けた保安院の放射線班は主に文部科学省職員で構成され、汚染地図をどう扱ったかは今も不明だと説明しています。文科省は開き直って責任回避をし、保安院は、反省はしながらも原因は明確にされませんでした。これではまた同じようなことが起きた時に同様な事態になるかも知れません。何故、このようなことが起きたのか?今後はこのような場合にはどのように対応するのか?徹底的な究明が必要だと思いますが、最終的には危機意識が低く、危機管理能力の無い役人を入れ替えなくてはまた同じような悲劇が起こると思います。
でも彼らの対応のまずさのために、しなくてもいい被曝をしてしまった人達はどこに怒りの矛先を向ければよいのでしょう?米国から提供された放射能実測図では北西方面では何と毎時125マイクロシーベルトが測定されています。これは8時間ほどで、一般市民が年間で浴びる人工放射線の線量限度1ミリシーベルトを超える計算になります。政府はきちんとした責任の追及と新たな補償を考えるべきだと思います。
国会の事故調査委員会では今回の原発事故を「人災」と決めつけましたが、それならばその「人」を確定して欲しいものです。対象が「官僚」とか「原子力委員会」とか「原子力保安院」では追求のしようがありません。また事故調が言うように「事故の根本原因が日本の習慣や文化にある」としたら未来永劫事故は防げないということになってしまいます。

■寺島実郎氏の講演会■
日経CNBC主催の寺島実郎氏の講演会に行って来ました。と言ってもUBSが後援だったので場内は資産運用モードでいっぱいで、ギラギラした人が沢山いました。
内容的には「デフレの正体」の著者である藻谷浩介さんの考え方とよく似ていて、公表されている統計値が分析の元になっています。今回はエネルギー問題が主でしたが、米国がシェールガスやシェールオイルの開発によって近々エネルギー輸出国になるであろうとの話しは衝撃的でした。技術の進歩によって世界のエネルギー地図が変わろうとしています。我が国は地層が新しいためシェールガスが発掘される可能性は低いですが、いま日本近海で期待されているメタンハイドレートの開発が軌道に乗れば、我が国が世界有数のエネルギー大国になる可能性も出て来ています。経済が低迷していた英国は、1980年代に入って石油輸出国になって経済が一変しました。
発言のトーンは「サンデーモーニング」と同様で、知的で説得力があり、誰をも納得させるような内容でした。寺島さんの書く文書は難解で読む気がしませんが、しゃべりは分かり易くてお薦めです。寺島さんの話を聞いていると日本人として心強く感じます。しかしこれだけ知力、戦略のある人が政治の世界で貢献出来ていないことが不満です。寺島さんは鳩山元首相の外交ブレーンだったのに、鳩山元首相は寺島さんの知恵を全く活用出来ませんでした。寺島さんの言うことが正しいとわかっているのに、それを実行することをためらわせる何かが政治の世界にはあるのかも知れません。もし寺島さんと1対1のディベートをやったら日本の政治家は誰1人勝てないでしょう。
なお寺島氏の講演の後に竹中平蔵氏とUBSのアナリストのトーク番組がありましたが、竹中さんの切れ味もだいぶ鈍ってきた感じがしました。顔もずいぶん老けましたね。

■東京スカイツリー■
やっと東京スカイツリーに上って来ました。天気が良かったため、地上450メートルの展望回廊にも上ることが出来ました。確かに上から見ると今まで見たことも無いような景色です。でもどこかで見たような景色にも見えるので一所懸命考えていたら、ヘリコプターから見える景色と同じことに気がつきました。ヘリコプターは住宅密集地域の上は300メートル以上の高度を維持しなければならないので、通常は都内は高度400〜500メートルぐらいで航行していると思われます。そのヘリから見える景色と同じような景色がスカイツリーでは目の前に広がっています。


私が住んでいるマンションからスカイツリーがよく見えるので、スカイツリーからも私のマンションがよく見えるかと思ったら、探すのに苦労しました。私のマンションは周りに高層ビルも無く25階建てなのですぐ分かると思っていましたら、実は非常に高い建物からは他の建物がみんな低い同じ建物に見えて、高さの差を識別しにくいので、高い建物だからといってわかりやすいわけではないことがわかりました。
また高さ350メートルまで1分足らずで到着するだけでなく、エレベーターの中から上を見ると300メートル上空が見えて、その中を猛スピードで上昇して行きます。穴倉から地上に向けて急上昇している感覚です。また、上に上ると足下がガラス張りになっていて450メートル下の下界を見ることが出来ます。そして妙なことですが展望回廊に上ると下界の景色の後方が高くなっているように感じます。
と色々な体験をしたら気分が悪くなってしまいました。高さのせいなのか?猛スピードで急上昇したせいか?450メートル下の景色をカメラのファインダーを通して一所懸命覗き込んでいたせいか分かりませんが、何となく目眩がしてクラクラしてしまいました。吐き気をもよおしている人もいたようなので、人間の感覚にとってはあまり健康的なものではないのかも知れません。
当日券も発売されるようになって上りやすくなったスカイツリーです。ぜひ一度上ってみて下さい。

■女子プロトーナメントキャディ参戦■
「今月20日〜22日に行われる女子のプロゴルフトーナメント「サマンサタバサ ガールズコレクション☆レディストーナメント」にキャディとして参戦することになりました。初めてのトーナメントへの参戦です。10s以上あるキャディバッグを担いで1日だけならともかく、3日間も毎日10q以上歩けるかどうか自信がありませんが、現在トレーニング中です。心配なのは梅雨明けの暑さです。今ぐらいの気温なら何とかなりますが、梅雨明け直後の30度以上の暑さの中で担げるかどうかやってみないとわかりません。現在途中で倒れた場合の交代者の手配をしています。まさかテレビカメラの前でぶっ倒れるわけにもいかないでしょうから、今から他にも色々熱中症対策を進めています。実際にキャディバッグを担ぐのはほんの一瞬で、殆ど手引きカートを使うことになってしまうかも知れません。しかし最近は熱中症対策の優れ物が沢山売られています。衣服の上からスプレーすれば涼しくなる商品とか、水に濡らせば冷たくなる布とか色々な商品があります。飲料系でもアミノ酸やクエン酸の粉末とか、足がつらないための芍薬甘草湯とか、皆さん色々準備しているようです。本当は日傘をさせれば良いのですが、キャディは日傘をさしている余裕が無いので暑さ対策は人一倍大変です。
お暇のある方は茨城県の牛久のゴルフ場まで観戦にお出で下さい。21日と22日のテレビ東京の放映を楽しみにされても、画面に登場するのは上位の選手だけですから、皆さんが私のキャディ姿を目にする可能性は低いと思います。国内で活躍する有名選手ばかりでなく、先日の全米女子オープンで優勝したチェ・ナヨン選手も参加します。

■今月のエンタメ■
『臨場』を見ましたが、どこかで見たようなストーリーで、感動はありませんでした。劇場も小劇場にも拘わらず封切り直後なのにガラガラでした。最近映画って人気が無いのでしょうか?7月13日封切りの『BRAVE HEARTS 海猿』に期待することにしましょう。
来月は祭りや花火でエンタメ花盛りですからご期待下さい。

■□ 夏期休業のお知らせ □■
下記期間を夏期休業とさせていただきます。
平成24年8月13日(月)〜15日(水)
皆様、暑さに負けず素敵な夏をお過ごしください。
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