

■開業30周年■
先月17日に当事務所は開業30年を迎えました。開業20周年の時は事務所のOBを集めてパーティを開きましたが、今回は全く何もしませんでした。どうも「一区切り」という感じがしません。「周年行事」ってどういう意味があるんでしょうね?「よくここまで保ったな」という感じでしょうか?今から30年も前に日経ビジネスが「企業の寿命は30年」という説を打ち出したことがあります。その後も折に触れてこの話は検証されてきました。ただ、この「30年」というのは、創業者が元気に活躍出来る年数だとも考えられます。
私も30歳の時に開業して30年、今年還暦でこのサイクルにぴったり当てはまります。ただ会計事務所は一般企業と違って時代の変化の影響を受けにくい業界でもあります。30年も経てば技術革新によって消えていく産業も沢山あります。フィルム業界はこの20年で消滅してしまいました。MD産業も10年も経たずに消えてしまいました。時代の最先端と言われる産業も最先端であるが故に、いつ消えてゆくかわかりません。それに比べて税務会計の世界には大きな技術革新が訪れませんでした。この世界では何も進歩が無かったとも言えます。もちろんツールとしてのIT化は大きく進歩しましたが、それは情報量の増大や業務の効率化と言うことであって本質的には変わっていません。もし言えるとすればこの30年で、会計事務所が士業からサービス業に変化したことでしょうか?30年も前の会計事務所と言えばまさに「士業」でした。そしてまだ多くの会社で手書きで経理が行われている時代で、看板に「コンピューター会計」と書いてあればそれだけで評価される時代でした。会計事務所がサービス業として認識され始めたのが私が開業した昭和50年代の後半でした。私も「頼まれたことは何でも引き受ける」精神で30年間やってきました。お断りしたのは国際税務ぐらいです。業務外でも様々なネットワークを構築し、顧問先の皆さんに色々な方を紹介してきました。「あそこに頼めば何とかなる」と思って頂ければ幸せでした。
この私のDNAがあとどれぐらい維持されていくかわかりませんが、そのDNAが皆さんから支持されなくなった時、あるいはそのDNAを引き継ぐ人間がいなくなった時に私の事務所は終焉を迎えるのだと思います。会計事務所はゴーイングコンサーンではありません。皆さんが当事務所を便利に利用して頂ければ良いと思います。ある面で私の事務所より良いサービスを提供している事務所があれば遠慮無くそちらに依頼して頂ければ良いと思います。私の事務所では顧問先が離れていくのを引き留めたことはありません。それはそれだけのことだったのだと思います。もちろんそういうことが起きないよう努力は続けていきますが、業務の範囲がビジネス社会の拡大とともに膨大に広がっていますので、事務所の陣容では限界もあると思います。信頼出来るビジネスネットワークの拡大が今後の大きな課題です。老体?に鞭打ってもうひと頑張りしてみます。

■民意を無視し続ける野田総理■
しかし野田総理が存在している意味って何なんでしょうか?米国の求める「年次改革要望書」の達成のためだけに存在している政治家なのでしょうか?いったいどこに「民意の尊重」があるのでしょうか?大飯原発の再稼働についても、消費税の増税についても、もし現在国民投票を行えば必ずや「否」との意見が過半数を占めると思われることに関して民意と反対の方向で進めようとしています。大飯原発については未だに事故対策が不十分であることは明らかです。福島第一原発の事故原因の究明も終わっていません。本来ならば原発の安全を確保するために4月1日設立するはずの規制庁はまだ影も形もありません。今後の日本のエネルギーの方向性も全く示さないまま、目先の電力不足に対する危機感だけでの強行起動です。それに何より問題なのはこの国には原発事故対策と言うよりも、まともな国家としての危機管理体制が無いということです。それが今回の東日本大震災ではっきりしました。このような中での再起動はとても民意に沿っているとは思えません。
消費税の増税に関しては今ひとつどころか今三つぐらい説得力がありません。「待ったなし」だと言いますが、野田総理周辺以外で「待ったなし」と言っている人はいません。逆にもし今消費税増税が決定されれば、さらなる日本買いによって円高が進むかも知れません。また消費税が増税されてもその収入が何に使われるかわかったもんではありません。消費税を5%ぐらい上げただけでは我が国の財政の好転は見込めません。巨額の支出の削減をしなければ財政赤字が続くだけです。財政再建の道筋を全く示さないまま増税しても赤字の垂れ流しが続くだけだと思います。野田総理が以前に「無くさなければいけない」と言っていた「シロアリ」や「渡り」につぎ込まれてしまうかも知れません。全く説得力の無い増税です。と言っていたら、この国会で増税決議が行われなかった場合の解散、総選挙を総理が示唆しました。と言っても支持率が30%を切っている現状で解散しても惨敗ははっきりしています。党内の増税反対派に対するブラフ以外の何物でもありません。このままでは何も出来ないまま退陣の可能性が高くなってきました。と言っていたら、後期高齢者医療制度廃止法案の今国会への提出を断念した上に、最低保障年金創設も棚上げすることに民主党が同意したそうです。まさになりふり構わず増税法案の可決に向けてまっしぐらです。しかしこれでは民主党が与党になった意味は全くありません。主要なマニフェストはことごとく撤回になってしまいました。本当に足下の定まらない政党です。
それに対して東京都の石原知事の信念は揺るぎがありません。良くも悪くもその決断は明確で筋が通っています。東京都の「東京都尖閣諸島寄附金」への寄付金が11億円を超えたそうです。その件数も7万件以上に上っています。凄いですね。7万人以上の人がわざわざみずほ銀行かゆうちょ銀行に足を運んで寄付したわけです。私も寄付させてもらいました。これはやはり石原知事の強いリーダーシップの賜物だと思います。と言ってもその発言は極右的で到底アジア社会で受け入れられるとは思えません。しかしやはり国民は口先だけ誠意のありそうなことを言って、やることは米国の言うとおりのような総理大臣は求めていません。多少とち狂っていても、本当に日本と日本国民のことを考えて強力なリーダーシップを発揮してくれる政治家を求めているのです。

■水道水汚染に関わる妙な噂■
5月18日に首都圏の浄水場で突如処理後の水道水から高濃度のホルムアルデヒドが検出され取水がストップした問題では、上流の工場排水についてばかり原因究明が行われていますが、一部に放射能汚染説があります。最も極端な報道は日刊ゲンダイの「実は水道水から高濃度の放射性物質が検出されたが、混乱を避けるためにホルムアルデヒドと言って取水制限を行った」というものです。ここまでお役所の隠蔽体質が酷いとは思いませんので、もう一つの説を紹介すると、「原因は矢木沢ダムの大量放流にある」というものです。矢木沢ダムでは固定の泥から高濃度のセシウムが検出されていますが、ダムの水の大量放流によってこの泥が巻き上げられ下流に及んだというものです。しかしこの説では単に放射性物質が水に含まれているのではないかと言っているのではなく、セシウムから放出されたγ線が原因でホルムアルデヒドが検出されたのではないかと言っています。γ線には有機塩素化合物を崩壊させ、クロロホルムとアルデヒドを生成する作用がある、との研究結果を財団法人・高度情報科学技術研究機構が発表しているそうです。
現在この問題はDOWAの子会社から出された廃棄物の処理誤りということで決着しつつありますが、上記のような噂があると何となく気になります。こんなことを言っていたら葛飾区の水元公園でセシウムの空間線量が毎時1.1マイクロシーベルトを記録したそうです。これは福島市と同じ値です。水元公園の高い空間線量は以前から指摘されていましたが、改めてまだまだ放射能に対する警戒が必要だとの認識が高まったと思います。

■銀行の保存書類■
銀行の書類保存力って凄いですねぇ。先日古い通帳が出て来たので銀行に解約に行きました。それが何と昭和50年に広島で作った三井銀行の普通預金通帳でした。三井銀行はその後太陽神戸銀行と合併して太陽神戸三井となり、その後名称をさくら銀行と変え、そして現在の三井住友銀行になりました。その通帳を近くの三井住友銀行に持ち込んで解約依頼をしましたら、解約が出来て通帳の残額を現金で受け取ることが出来ました。それどころか「印鑑がわからない」と言ったら、何と昭和50年の5月に私が広島で書いた口座開設の申込書のコピーが提示されました。ビックリしましたねぇ。どんな銀行印が押されているかと思ったら、これが印鑑ではなくサインでした。これにもビックリ。あの頃はそんなことも許されていたんですね。尤も犬や猫の名前で通帳がいくらでも作れた時代ですからね。しかし40年近く前と同じサインをしろと言われて困ってしまいましたが、何とかクリアして無事口座残金を受け取ることが出来ました。先日政府が10年以上出し入れの無い休眠口座の預金を国庫に収納するような話しがありましたが、私みたいな人間が沢山現れたら休眠口座とは言えなくなってしまうんじゃないでしょうか?

■最近の映画■
「テルマエ・ロマエ」この映画は案外笑えます。また日本人にもギリシャ時代に行っても違和感のない阿部寛や北村一輝のような濃い顔の俳優がいることが興味深いです。皇帝役の市村正親も何の違和感もありません。それと日本人役の醤油顔のおっさん達のほのぼのさが何とも言えません。筋としては奇想天外ですが、あまり気になりません。興行収入も40億円を超えて今年一番の当たり映画になりそうです。一度見ておかれた方が良いと思います。しかしこの原作のコミックの作者であるヤマザキマリさんの発想って凄いですね。
それと「外事警察」。最近書店に行くとこの原作が平積みになっているのを見かけると思います。早速映画化されたので見に行って来ました。原作とはだいぶストーリーが異なりますが、真木よう子の演技が圧巻でした。と言ってもわざわざ見に行くほどの映画ではありません。予告編を見た限りでは9月に公開予定の「最強のふたり」という映画はこれより遙かに面白そうです。
もちろん7月公開予定の「BRAVE HEARTS海猿」と9月公開予定の「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」は外せません。

■大島優子圧勝■
前評判では大島を上回るかと言われたまゆゆもゆきりんもさしこも全く歯が立ちませんでした。3万票以上の差をつけてAKB48の総選挙は大島優子の圧勝でした。
しかし今回の選挙で最悪だったのはフジテレビの放送です。今まで伝説を生み出してきた第1位のコメントが時間切れで放映されませんでした。前代未聞の不祥事です。大島優子が話し始めた途端に前田敦子が花束を持って登場する演出も感心しません。そのおかげで大島優子のコメントが中断されてしまいました。
しかし総選挙も昨年「神7」の一角の板野友美が8位になったことをみても、人気が票に反映しなくなっているのかも知れません。前田敦子が抜けて本来なら順位が一つずつ繰り上がるはずなのに、去年と同じ順位だった柏木由紀や板野友美は実質的にランクダウンしたことになります。そして今回の総選挙で問題になったのは「組織票」です。大分市の観光の目玉の指原莉乃については大分市が市をあげて応援し、あろうことか市長が「最低限、7位以内に入ってもらわないと」等と血迷った発言をしていました。かなりの組織票が投票されたようです。これでは個人票で争う総選挙の意味が無くなってしまいます。それにしても「さしこ」の4位は納得出来ません。(これに対して文句を言って来るような方は読者にはいないと思いますが)
ただ総得票数が138万票と昨年より22万票も増えているのに、第1位の得票が約14万票から11万票へと3万票も減っています。2位以下も減っていますので、下位の票がかさ上げされたようです。ただ、実は卒業するということで今回の総選挙を辞退した前田敦子の票が10万票以上あったという噂がまことしやかに流れています。ただネット投票ですから、本当は前田敦子に投票など出来るわけがないのにこのような噂が流れること自体、前田敦子の人気の凄さを物語っています。
とAKB48に興味の無い方にとっては全くつまらない一節だったでしょうが、これも一つの時代の動きだと捉えて下さい。興味のある方は頑張ってチケットをゲットして8月の東京ドームでお会いしましょう。

■悲しいお知らせ■
自宅に大変悲しい知らせが届きました。何と老齢年金のお知らせです。一気に気持ちが暗くなってしまいました。これまで「還暦だ」とか「赤いフェラーリに乗るぞ」とか騒いでいましたが、今は「年金受給者」という言葉が身にしみます。もちろん私は60才からの繰り上げ受給を希望しますから、3か月後には本当に「年金受給者」になってしまいます。しかしよくも払った445か月間でした。
しかし「年金受給者」ってどのような立場なのでしょうか?年金制度は当初は自分で積み立てたお金を老後に受け取る「積立金方式」でしたが、厚生省のいい加減な試算と年金施設の大盤振る舞いで年金積立金を湯水のように浪費した結果、賦課方式に転向せざるを得なくなってしまいました。と言うことは現在の「年金受給者」が受け取っている年金は若い世代が支払う年金保険料で賄われています。そうなると何だか受け取る立場としては肩身が狭い感じがします。もちろん私達がこれまで支払った年金保険料が上の世代の年金を賄って来たわけですが、それで感謝されたわけでもありません。
しかしAKB48のコンサートに「年金受給者」なんているでしょうか?そうはいってもAKB48の仕掛け人の秋元康さんだってあと4年で還暦ですからね。その頃になったら新たな「○○60」とか言うのを立ち上げているかも知れませんね。でも最新号のゲーテの表紙をご覧下さい。郷ひろみさんが見事な肉体を披露しています。その郷さんも何と秋元さんと同じ56才なんです。
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